今月も Visual Studio Code の新バージョンがリリースされました。さっそくリリースノートをチェックしていきましょう。
目次
新バージョンのリリース情報
Visual Studio Code のバージョン 1.105 がリリースされました。
個人的に気になる主なリリース
| 変更点 | 変更内容 |
|---|---|
| タスク/チャットの完了通知 | タスク実行やチャット応答の完了を OS ネイティブな通知で受け取れるようになりました。 |
| AI によるマージコンフリクト支援 | マージコンフリクト解決時に AI が提案を行ってくれる機能が強化されました。 |
| MCP サーバーの拡張とマーケットプレイス対応 | Model Context Protocol(MCP)サーバーをマーケットプレイスからインストール可能になり、導入が容易になりました。 |
| macOS でのネイティブ認証体験 | macOS 上での認証フローがネイティブに改善され、よりスムーズになりました。 |
| 前回のチャット/編集状態の復元 | 「前回書いていたチャット」や「途中だった編集内容」を再開しやすい機能が追加されました。 |
その他の詳細なリリース内容については September 2025 (version 1.105) をご覧ください。
今回のアップデートで感じた変化と注目ポイント
今回のバージョン 1.105 では、AI チャットやエージェント機能の体験がより実用的に進化しています。チャットやタスク実行の完了を OS の通知として受け取れるようになり、バックグラウンドで進行する処理の完了を即座に把握できるようになりました。また、作業を中断しても「前回どこまで進めていたか」を再開できる機能が追加され、チャットやコーディングの流れを途切れさせずに継続できます。さらに、マージコンフリクト解決時に AI がコンテキストをもとに提案を行う機能が強化され、チーム開発での負担軽減が期待されます。
MCP サーバーがマーケットプレイス経由で簡単に導入できるようになった点も注目です。AI エージェントの拡張性が向上し、企業や開発チームが自分たちの環境に合わせたモデルを柔軟に統合できるようになりました。macOS では認証フローがネイティブ化され、より自然で安全なサインイン体験が実現されています。全体として、今回のアップデートは開発者体験(DX)の向上を強く意識した内容であり、AI を含む開発支援機能が日常のワークフローにさらにスムーズに溶け込むようになっています。
