SaaSのAIエージェントは世の中にはいっぱいありますが、その中の一つであるGitHub Copilotは名前の通りGitHubが提供するAIエージェントです。
これまでGitHub Copilotの私の印象を言うと、Visual Studio CodeにバンドルされているAIエージェントという印象しかなかったのですが、最近調べたらいろいろなエディターに対応していたり、CLIが提供されていたり、Webブラウザーで使えるようなサイトも提供されているようでした。結構知らぬ間(もしくは使わぬ間)に充実していました。
つい先日まで私はClaudeを契約しており、これまでは壁打ちはClaude Desktopで、コーディングはClaude Codeをメインに使っていました。元々はChatGPT Plusを契約していたのですが、当時はChat GPT 4が出たくらいの頃で、私はPythonとNodeをよく使うのですが、出てくるコードが一発で動かなかったり、文脈を理解してくれなくて想定しているものと全く別の解釈をされては方向性を正してを繰り返すことが多くて当時のChatGPTには困っていました。
社内でコーディングはClaudeが良いよという声を聞いたので使い始めたところ、普段使いの言葉を使ったチャットのやり取りで ほぼ完璧な内容の出力を得られたのでこれまで使っていたのですが、ちょっと前にリミットが厳しくなるアップデートが入って、1時間の制限と1週間の制限がProアカウントに課されるようになりました。それが嫌ならもっと上位のMaxプランを使おうという話ですが、月100ドルはちょっと予算オーバーなんですよね。ずっとバリバリ使うならそれもありですがねー。
先日Claudeを使っていたら、何度か1時間制限にあたるようになりました。その間は当たり前ですがClaudeは使えません。 これでは困るということで考えたのが、GitHub Copilotを使うということでした。
GitHub Copilotを触ってみる
現在私はとあるプロジェクトでGitHub Copilotを使っています。 GitHub Copilotは有償プランであればGitHub Copilot Proが月10ドルから利用できます。
大抵月30ドル、年払いだと2ヶ月分お安くて100ドルと言うところが多い中、GitHub Copilotはリーズナブルですね。
最初私はあまりCopilotに良いイメージを持っていなかったのですが、久しぶりに使ってみるとやっぱり便利でした。コードや開発のことであればスバリという回答をしてくれるので、非常に良かったです。
最初のうちはVisual Studio Codeで使っていたのですが、他に使う方法があるのかなと調べたらWeb版があったりCLI版がプレビューで提供されていたり、他のエディターでもサポートしているじゃないですか。しかもモデルもそれぞれ選んで使えるようです。
無料で使えるモデルは次の4つみたいですが、課金するとClaude Opus、Claude Sonnet、GPT-5.1-Codex-Max、GPT-5.2、GPT-5.2-Codex、Gemini 2.5 ProやGemini 3 Proも使えるようになるそうです。
それぞれのLMは得意分野や不得意分野があるので、色々選べるのは良いですよね。10ドルつまり日本円ではおよそ1500円程度なので、缶コーヒー10本分です。 これなら仕事にバリバリ役立ちそうですし、気軽に使えそうです。無料で使うならGPT-4.1やGPT-5 miniが主に使われるのでしょうか。
- GPT-4.1
- GPT-5 mini
- Claude Haiku 4.5
- Raptor mini
注意するポイントとして、モデルによって消費されるプレミアムリクエストは異なるため、作業ごとに適切なモデルを使うと言う点に注意が必要なことです。 例えば難しい問題はClaude OpusやClaude Sonnet 4.5などを使って、一般的にそこまで変化がないようなタスクはGPT-5.2やフリーライセンスでも使えるGPT-4.1やGPT-5 miniを使うのもありかもしれません。 ちなみにどのインターフェイスでもデフォルトはプレミアムリクエストを消費するClaude Sonnet 4.5が設定されていることが多いです。ただ、課金すれば一定のリクエスト分は価格に含まれるので、注意しながら使いましょう。
GitHub
GitHubの節々にCopilotのアイコンがありますが、GitHub Web上のいろいろなCLI操作やエディターでの操作などにCopilotが使われています。嫌であればオフにできるものもあります。ここら辺の設定をいじるとオンオフができます。
GitHub Copilot for エディター
GitHub CopilotはVSCodeのほか、Visual Studio、Xcode、Neovim、Eclipseなんかでも使えるようです。 私はもっぱらVSCodeを使いますが、選べるのは良いですね。
GitHub Copilot Web
同じCopilotシリーズであるMicrosoft Copilotと比べると、画面デザインはシンプルです。私はギラギラしているよりもこっちの方が好みです。
使い方はchatを+して新しい会話を開いて、文字やファイルベースで対話するといういつもの使い勝手です。ささっと調べたいときはWebベースのインターフェイスは便利ですね。
GitHub Copilot CLI
いよいよ今回のブログの本命であるGitHub Copilot CLIの出番です。
GitHub Copilot CLIは名前の通り、コマンドベースで使えるGitHub Copilotです。 他のエージェントと同様の機能がGitHub Copilot CLIにも用意されています。
CLIベースで対話したり、コードの修正をお願いしたり、新しいコードをディレクトリー上に作ってもらったり色々できそうです。例えば「Helloworldと表示するPythonスクリプトを、プロジェクトディレクトリーに作って」と言うとこんな感じで作ってくれます。

この手のCLIを使う場合注意するポイントとして、必ずプロジェクトディレクトリー上でGitHub Copilotを実行します。なぜなら必要ないファイルまでクラウド上に展開されることを防ぐためです。これも一応ほとんどのAIエージェントのCLI版はセーフティーが備わっていて、実行する前に問い合わせされるんですけどね。とはいえ、ユーザーディレクトリー直下とかで実行はやめておいた方が良さそうです。
強いて問題を挙げれば、AIエージェントのCLIは色々あるものの、文字変換システムを使うCJK圏をあまり考慮されていないこと*1が多く、英数字以外を打つときはやっぱり辛いということがあります。

試しに使ってみましたが、日本語入力をあまりしなければまあ使えそうだという雰囲気でした。 たまに日本語入力した文字が入らない時があるのは操作の問題なのか、ターミナルの問題なのか。困ったのはそれくらいで、普通に使えました。
GitHub Copilot CLIを使えば、好きなターミナル、好きなテキストエディターだけで開発ができて良いですね。 最近Xなどをみていると、「ターミナルを工夫すればIDEを使っているように見せる」といったようなブームがあるのか、たまに見かけます。 Webで見かけるほど格好良くはないですが、WezTermを使って画面分割して、一方にGitHub Copilot CLI、一方はシェルを表示させて使ったりとかたまにしています。私は正直これで十分ですw

GitHub Copilot CLI、意外と良かったです。日本語入力は若干慣れが必要ですが、そもそもコーディングに日本語を使わない人であればなんの問題もなく使えますし、価格も月10ドルと他のAIエージェントと比べると安価なので、良いかもしれません。
GitHub Copilot CLIはテクニカルプレビューではありますが、結構気に入りました。 某プロジェクトでもこれが使えたら良いのになあ...なんて。
ちなみにGitHub Copilot CLIを閉じるときは、CTRL+Cを2回実行します。すると次の出力をして終了されます。 高級なモデルを使うと消費したプレミアムリクエストが毎回表示されます。使いすぎを防止できて良いですね。
Total usage est: 0 Premium requests API time spent: 13s Total session time: 38m 33.344s Total code changes: +0 -0 Breakdown by AI model: gpt-5-mini 19.3k in, 1.1k out, 18.7k cached (Est. 0 Premium requests) Resume this session with copilot --resume=3a1a2a2f-xxxx-xxxx-xxxxx-xxxxxxxx
その後
GitHub Copilotを使うことにしたため、ClaudeをやめてChatGPT Plusに切り替えました。ChatGPT Plusは月30ドルでClaude Proと月のコストは一緒ですがChatGPTの方が制限は緩やかなので、戻ることにしました。
ChatGPTは主に壁打ち要員として使おうと考えています。 ChatGPTにもCLI(OpenAI Codex CLI)がありますが、そちらは今のところ使わない予定です。そちらはGitHub Copilotを中心に使おうかなと考えています。理由は幅広くモデルを色々切り替えられるからです。
ChatGPT 5系を初めて使ったのですが、割と満足しています。 ただClaudeの方が日本語の文脈を理解するのは上手いようで、相変わらず注意深く伝えないと誤解してしまうようです。
現在使えるChatGPT 5系は5.2が最新ですが、噂ではまもなく、なんかものすごい賢くなった5.3が出るらしいので、それを待ちつつ、どうしてもうまくいかないようだったら、再度Claudeに切り替えるのも検討しようと思っています。
現時点ではClaudeが8割満足であったのに対し、ChatGPT 5.2では7割満足、3割不満といった感じです。なんとなくこれで伝わったかと思います。
*1:中国、日本、韓国のこと。順番に意味はありません。日本の場合は、文字入力するときに何からの日本語変換エンジンを使ってあらゆる文字を入力します。ATOKとかMS-IME、macOS 日本語IMなど。これらのエンジンはCJK圏では当たり前のように使いますが、ソフトウェアは基本的に非IM圏で作られることが多いので、IME由来の問題が起きがちです。GitHub Copilot CLIは日本語入力できないことはありませんが、やや難と言うイメージでした
