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月刊VS Code通信(2026/4月号)

今月も Visual Studio Code の新バージョンがリリースされました。さっそくリリースノートをチェックしていきましょう。

目次

リリースダイジェスト

Visual Studio Code のバージョン 1.112〜1.116 がリリースされました。

※バージョン1.111より週次サイクルのリリースに変更となりました。本記事では、執筆時点で最新リリースまでをまとめています。

バージョン 変更点 変更内容
1.112 統合ブラウザデバッグ VS Code内から直接ブラウザを起動し、Webアプリのデバッグ(ブレークポイント設定等)が可能になりました。
1.112 Autopilotモード Copilot CLIにAutopilotが追加され、ツール実行の承認を自動化してタスク完了まで自律動作できます。
1.113 チャットカスタマイズ UI カスタム指示やプロンプトファイル、スキルなどを一括管理できる専用のエディタが登場しました。
1.113 思考プロセスの制御 推論モデルの「Thinking Effort」を、設定画面を開かずにモデルピッカーから直接調整可能です。
1.114 ワークスペース検索の簡略化 #codebase ツールが常にセマンティック検索(意味ベースの検索)を行うようになり、精度が向上しました。
1.114 過去セッションの診断 /troubleshoot コマンドで #session を指定することで、過去のチャットログを元に動作不良を調査できます。
1.115 VS Code Agents アプリ エージェントを活用した開発に特化した、Insiders版同梱の新しいコンパニオンアプリがプレビュー公開されました。
1.115 背景ターミナル操作 エージェントがバックグラウンドで動くターミナルへ入力を送信したり、完了通知を受け取ったりできます。
1.116 Copilot 機能を内蔵化 GitHub Copilot Chat が標準機能となり、拡張機能を個別にインストールせず使い始められます。
1.116 ターミナル連携の強化 エージェントが、現在表示されているフォアグラウンドのターミナルとも直接やり取りできるようになりました。

ピックアップ

AIエージェントとの共同作業を支える「Visual Studio Code Agents」

今回のアップデートの中で特に注目したいのが、バージョン1.115で登場した「Visual Studio Code Agents」という新しいアプリです。これはVS Code Insiders版と一緒に提供されるプレビュー版のアプリで、AIエージェントと一緒に開発を進めることに特化した設計になっています。

このアプリの素晴らしいところは、複数のプロジェクトでの作業を並行して進められる点にあります。例えば、異なるリポジトリで同時にエージェントにタスクを依頼し、それぞれの進捗を専用の画面で確認しながら、人間はレビューやフィードバックに集中できるのです。さらに、VS Code本体で設定したお気に入りのテーマやカスタム指示がそのまま引き継がれるので、使い慣れた環境のままスムーズに作業を始められます。

AIが提案した変更内容(Diff)をアプリ内で確認したり、そのままプルリクエストを作成したりすることもできるため、エージェントを「ただのチャット相手」ではなく「頼れるチームメンバー」として活用できるようになります。現在はInsiders版限定の機能ですが、AIネイティブな開発スタイルをいち早く体験してみたい方にとって、非常に魅力的なツールといえるでしょう。