DevOpsにおいてチャットはメンバー同士のコミュニケーションのために欠かせないツールです。チャットはリアルタイム性のあるコミュニケーションを実現しつつ、文字として残すことができるというメリットがあります。チャットを使うことで、リアルに同じ場所に集まることなくコミュニケーションが取ることができ、メールなどのように相手がオンラインかどうかもわからないということもありません。そのため、たとえ分散した拠点で開発を行っていても、スムーズなコミュニケーションを実現できます。
また、コミュニケーション以外の用途としては、ツールとの連携のインターフェイスとしての使用が一般化してきています。チャットとDevOpsの各種ツールを連携させ、ツールからの通知を受けたり、チャットからコマンドを実行したりといったことが可能になります。エンジニアはコミュニケーションツールとしてチャットを常時使っています。そのため、コミュニケーションとツール操作や通知をチャットにまとめることで、エンジニアのコンテキストスイッチを最小限に抑えることができます。このような形で運用を行うことをChatOpsと呼んだりもします。