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AWS CLIでアクティブなリソース一覧を取得

前回はAWSの料金を取得するコマンドを紹介しました。今回はアクティブなリソース一覧を取得する方法を紹介します。

AWS Resource Explorer

docs.aws.amazon.com

AWS Resource ExplorerはAWSリージョンを横断してAWSリソースを検索することができます。検索できるリソースは以下です。

docs.aws.amazon.com

全てのリソースということではないようですね。

デフォルトでResource ExplorerはOffになっているので、Resource Explorerの画面からOnにしましょう。

料金は無料のようです。やったね。

Onにするとこのようにセットアップの画面がでてきます。

高速セットアップはインデックスの保存先リージョンしか設定することができません。一方高度なセットアップを選択するとどのリージョンのインデックスを作成するか、アグリゲータインデックスの扱いなどを設定できます。高速セットアップで十分そうなので、今回は高速セットアップを選択します。

セットアップが完了したらこのようにリソース一覧が見られるようになります。

上の方に青い帯で書いてありますが「インデックス作成が完了するまでは、検索結果は不完全な可能性があります 」とのことです。あるはずのリソースが見つからない場合は気長にまってみてください。

CLIから検索してみる

Resource Explorerのクエリは以下から確認してください。

docs.aws.amazon.com

簡単なところでリージョンで絞り込んでみます。

aws resource-explorer-2 search --query-string 'region:ap-northeast-1'

ずらずらーっとリソースが出てきたと思います。いっぱい出てきてみづらいので--queryで必要な情報だけに絞ってみます。

aws resource-explorer-2 search \
    --query-string 'region:ap-northeast-1' \
    --query 'Resources[].{"Service": Service, "ResourceType": ResourceType, "Region": Region, "Arn": Arn}' --output table

東京リージョンのサービス EC2で絞り込んでみましょう。

aws resource-explorer-2 search \
    --query-string 'region:ap-northeast-1 service:ec2' \
    --query 'Resources[].{"Service": Service, "ResourceType": ResourceType, "Region": Region, "Arn": Arn}' --output table

まとめ

料金の確認もそうですが、簡単に情報が取れると確認が捗ります。面倒だと確認しなくなってしまうんですよね、あまりよくないことですが…。毎朝リソース一覧を確認することで、無駄なリソースに課金することもなくなります。ぜひ、リソースの確認を習慣づけてみてください。