静かな環境より多少雑音があった方が作業が捗ることってありますよね。ラジオみたいに何か喋られてると気が散るけど雑音はほしいという方にオススメのツールを見つけました。
daktilo
このツールはタイピングに合わせてタイプライターのような打鍵音を鳴らしてくれます。ぽちぽちタイピングするのが楽しくなるツールです。このブログ執筆時点でも大いに役立っています。
インストール
https://github.com/orhun/daktilo#installation
こちらの手順に従ってインストールしてください。私はcargo install
しました。GitHub Releasesにバイナリファイルがアップされているので、こちらをPATHの通ったディレクトリに置くのが一番楽かもしれません。
使い方
執筆時点のバージョンは0.5.0
でした。オプションは以下です。
Usage: daktilo [OPTIONS] Options: -v, --verbose Enables verbose logging [env: VERBOSE=] -p, --preset [<PRESET>...] Sets the name of the sound preset to use [env: PRESET=] -l, --list-presets Lists the available presets --list-devices Lists the available output devices -d, --device <DEVICE> Sets the device for playback [env: DAKTILO_DEVICE=] -c, --config <PATH> Sets the configuration file [env: DAKTILO_CONFIG=] -i, --init Writes the default configuration file --variate-volume <PERCENT_UP[,PERCENT_DOWN]> Variate volume +/- in percent [env: DAKTILO_VOLUME=] --variate-tempo <PERCENT_UP[,PERCENT_DOWN]> Variate tempo +/- in percent [env: DAKTILO_TEMPO=] -h, --help Print help (see more with '--help') -V, --version Print version
-v
はログの詳細表示です。-p
はサウンドプリセットの指定です。daktiloはタイプライター以外にもアヒルの鳴き声やドラム音を鳴らすことができます。-l
は使用可能なプリセットのリストです。-p
で指定できるプリセットの一覧が表示されます。--list-devices
は音は出力するデバイスのリストです。スピーカーやモニターなど、音を出力できるデバイスの一覧が出力されます。-d
は音を出力するデバイスを指定します。--list-devices
の一覧の中から音を出力したいデバイスを選択します。-c
は設定ファイルを指定します。daktiloはわざわざコマンドラインオプションで指定しなくても、普段使う設定は設定ファイルに記述しておけます。-i
はデフォルトの設定ファイルをジェネレートします。デフォルトの設定ファイルは無くても動作しますがWARN daktilo: Using the default configuration (run with
--initto save it to a file).
のような警告が出力されるので、目障りならdaktilo -i
で設定ファイルをジェネレエートしてdaktilo -c daktilo.toml
で設定ファイルを読み込みましょう。--variate-volume
は音量です。--variate-volume 1
や--variate-volume 1,10
のように指定します。オプション引数には音量をパーセンテージで指定します。1
のように指定するとキーアップダウンどちらとも1%、1,10
のようにカンマ区切りで指定するとキーアップは1%、キーダウンが10%の音量に設定されます。--variate-tempo
はテンポらしいのですが、私の環境ではdaktiloが異常終了してしまいました。
まとめ
個人的にはプリセットのみを変更して使ってします。お気に入りのプリセットはmusicbox
です。daktiloを起動してお仕事をしていると某カフェやドーナツ屋さんでドヤれるかもしれません。