OpenTofuはTerraformを含めたHashiCorp製品の実質的なクローズソース化をきっかけとして、 オープンソースで開発が継続しているTerraformのフォークです。
現在はLinux Foundationのプロジェクトの一つとして活動されています。 以前もこのブログの方で取り上げました。
最近ドキュメントを見たところ、各OS向けのパッケージが充実してきていて使いやすくなっていました。以前はGolangのビルド環境を用意して自分でビルドしないといけなかったのが、簡単にセットアップできるようになったのでユーザーとしては嬉しい限りです。
macOSの場合はHomebrewを使ってkbrew install opentofu
と実行することで導入できるようです。普段使いのApple SiliconなMacでも問題なくインストールできました(こういうのってamd64しかサポートしてないとか良くあるので)。
% brew install opentofu % tofu --version OpenTofu v1.6.0 on darwin_arm64
opentofu
からtofu
になったんですね。コマンドが長いみたいな意見でも上がったのでしょうか。
tofu
だとキーボードの真ん中あたりにすべてのキーが配置されているので、打ちやすくて良いですね。
Linuxの場合はいくつかのディストリビューション向けにパッケージが提供されていますが、 LinuxにSnapdをセットアップすれば、大抵のLinuxディストリビューションでもOpenTofuが使えるようです。
とりあえず、こちらもアーキテクチャー問わず(arm64/amd64)インストールできそうです。
$ snap info opentofu name: opentofu summary: OpenTofu lets you declaratively manage your cloud infrastructure. publisher: OpenTofu Core Team store-url: https://snapcraft.io/opentofu contact: https://github.com/opentofu/opentofu/issues license: MPL-2.0 description: | OpenTofu is an OSS tool for building, changing, and versioning infrastructure safely and efficiently. OpenTofu can manage existing and popular service providers as well as custom in-house solutions. snap-id: CgDJ4iyv7tkysyBgZhHkJNQYolAYWB9H channels: latest/stable: 1.6.0 2024-01-10 (82) 16MB classic latest/candidate: 1.6.0 2024-01-10 (82) 16MB classic latest/beta: 1.6.0 2024-01-10 (82) 16MB classic latest/edge: 1.6.0 2024-01-10 (82) 16MB classic $ sudo snap install --classic opentofu
登場の経緯からプロジェクト名称が変わっていったOpenTofuですが、プロジェクト名称のほかコマンドも変わっていったようで、
opentf
→ opentofu
→ tofu
のように、現在はtofu
というコマンドになっているようです。
コマンドは変わりましたが、使い勝手は変わらないようです。
ちなみにOpenTofuのパッケージ配布はBuildkiteがスポンサーになったようで、BuildkiteのCI/CDサービスもちょっと気になっています。 そのうち試してみたいと思います。