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「アポロ13号 体験会」という研修に参加したので体験レポートを書いてみた

かなり久々に技術や資格取得系じゃない研修に参加したので、振り返りも兼ねて参加レポートとしてブログに書いてみました。

きっかけ

社内の雑談チャンネルで、「こんな研修があるらしいよ」という形で情報が流れてきました。

当日はタスクが詰まっていたため、あまりチャンネルを追っておらず、内容がよく分からなかったのですが、指名されておススメされたので内容をよく確認しないまま二つ返事で参加することにしました。

こういったことはかなりフットワーク軽く参加するタイプです

当日の会場到着まで

ちょっとしたアクシデントがあったので、少し横道に逸れた話をします。

久々に通勤ラッシュな時間帯に乗ることになりそうだったので、満員電車に耐えられるか心配しながらも何とか無事に、会場となっているオフィスビルのエントランスまでたどり着いて、最初の案内係のスタッフとも合流できました。

その後、「○階に上がって次のスタッフの指示に従ってください」という指示を受けて、慣れた感じで上がっていこうと思っていたのですが、まさかエレベーターで苦戦するとは思いませんでした。

いつも通りの感覚で到着したエレベーターに乗り込んだのですが、目的の階のボタンを押しても「その階には止まりません」と言われてしまいました。

単純に乗るものを間違えたのかと思って、反対側にある別のエレベーターがちょうど到着したので、それに乗り換えてからボタンを押したのですが、それでも「その階には止まりません」と言われてしまいました。

2回連続で同じことが起きたので正直少し焦っていたのですが、ここは変なプライドを持ってもしょうがないと思い、1度最初の案内係のところまで戻って、詳しい行き方を聞き直してみようと思いました。

戻っている途中に壁に不自然なエレベーターのボタンがいくつも並んでいて、恐る恐る行きたい階のボタンを押してみたところアルファベットが表示されて、乗るべきエレベーターが指示されました。

その後は、普通のエレベーターに乗るような手順で上に上がることができました。

後々、思い出したのですが、数年前に何かの経済番組で混雑を回避する仕組みとして新しく考えられた新型エレベーターとして紹介されていたものでした。

実際に体験したのは今回が初めてで、少しテンションが上がってしまいました。

研修開始

研修前からちょっとしたアクシデントに遭遇することになったのですが、無事に遅れることもなく会場に入ることができました。

会場の中は、コの字型に机と椅子が並べられていて、各席にはそれぞれあまり聞いたことがない役割が書かれていました。

事前に座席の割り当てはなく、早いもの順で自由に座っていいとのことで、少しだけ近くの役割を見比べながらも、全く聞いたことがない役割のところに座る勇気はなかったので、何となく想像がつく「問題マネージャー」という役割にしました。

研修内容は、アポロ13号のロケットの設計から打ち上げ後の月面でのミッションをこなして、無事に地球に帰還させるまでの流れを簡単なゲーム形式のストーリーで構成されていました。ミッションを進めていく中で、頻繁にインシデントが発生して、通常ミッションとは別に臨機応変に対応が求められるような仕組みになっていました。

参加してみた感想

結果的には、すべてのミッション失敗という形に終わってしまったのですが、個人的には多くの気づきを得られるいい機会となりました。

実際にミッションをこなしていく中で起きる問題や課題が、実際の現場でも普通に起こっているようなことが多くて考えさせられました。

研修も事前準備なくミッションがスタートするので、最初はコミュニケーションもタスクもぐちゃぐちゃな状態で進んでいくことになり、かなりしんどいところはあったのですが、参加者の皆さんが積極的にアイデアを出し合いながら、最終的にはかなりコミュニケーションが取れるようになっていました。

ミッションをこなしていく中で、実際の業務であれば大問題になるようなことも発生したりしていて、かなり貴重な経験を得ることができたのではと思っています。

終わってみて後悔したことといえば、失敗しても何も失うことがないからこそ、もっと大胆にチャレンジして大失敗してそこから学びに繋げられたらよかったなと思いました。

言い換えると、このような研修に参加するメリットは普段の開発プロジェクトで失敗すると取り返しのつかないようなことでも、研修という隔離された無害な空間で多くの失敗することで、経験という免疫を獲得して、本当のプロジェクトが開始した時に発生する様々な問題や課題に対してもスムーズに対処することができるようになるのではないかと考えました。

また参加するような機会があれば、今度は開発プロジェクトメンバー全員で参加して、かつ普段の立場をあえてひっくり返した役割になるような形でやってみたいです。

普段やり取りしている人側の立場に立つことでその立場の大変さや求めていることの意図を理解することで、相互理解を深められるいい機会にも繋がるのではないかと思っています。

今後有償セミナーとして展開予定とのことで、今後の内容が楽しみです。