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Visual Studio Codeの1.79がリリースされたのでリリースノートを眺めてみた

こんにちは。
徐々に各地が梅雨入りし始めて、今年も雨の日の過ごし方を考え始める時期ですね。

さて、Visual Studio Codeの新しいバージョン1.79がリリースされました。
自分の中で毎月恒例になりつつある、リリースノートを眺めながら気になった機能を触ってみるDayです。

細かい情報や全てのリリース内容を知りたい方はこちらをご覧ください。

code.visualstudio.com

読み取り専用モード

パッケージマネージャーによって管理されているファイルなどを不注意に変更されることを防ぎたい時に便利そうです。
指定できる方法は大きく3パターンでした。

設定項目 説明
files.readonlyInclude パターンに一致するファイルを読み取り専用にする
files.readonlyExclude パターンに一致するファイルを読み取り専用から除外する
files.readonlyFromPermissions ディスク上で書き込み権限がないファイルを読み取り専用にする

実際に触ってみました。
設定画面はこんな感じになっています。

除外対象に設定する前はこんな感じです。ファイルは適当なものを開いています。

設定画面から設定して・・・

もう1度同じファイルを見ると、読み取り専用に変わっていました。

ネットワークの品質表示

リモート開発にはありがたい機能かもしれません。
弊社でもリモート開発環境の可能性について、実際に内製化プロジェクトで導入して実践的な使い勝手などを検証中なので、リモート開発に関わる新機能は注目しています。

リモート開発環境の弱みの1つである、ネットワークの通信状態に左右されてしまうという点は仕方ないものではあるのですが、少しでもリスクに対してはケアしておきたいものです。
とは言いつつも、常に通信環境をモニタリングしていては、本来のプログラミングにエネルギーを注ぐことができずに、注意力散漫な状態になってしまいます。

言ってしまえば、使っている中で何か違和感を感じた時に標準ツールなどをみて状況を確認すればいい話ではあるのですが、VS Code側で遅延状況を計測してくれて、閾値を超えたら知らせてくれる機能はあるに越したことがない機能ですね。

動作が重くなった時の問題切り分けも少し楽になりそうです。

VS Codeのデフォルトブランチがmainに変更

これまでは、git.defaultBranchNameでmainブランチを指定する必要があったのですが、デフォルトでmainブランチが設定されるようになるみたいです。
masterをデフォルトで使用していた方は、逆に設定変更が必要になりそうですね。

ブランチピッカーからGitHubページとvscode.devが開きやすくなった

各ブランチの右側にショートカットが追加されて、特定のブランチを開きやすくなりました。
小さい変更ですが、意外と便利そうですね。

おわりに

今回は、ビックサプライズな変更は個人的にはなかったと思っていますが、小さいところで地味に嬉しい改善はいくつかあったのでこれからの開発が楽しくなりそうですね。

最近は、リモート開発環境に注力しているので、それに関連する改善や新機能は特に注目してみています。