今回のとことんDevOps勉強会は「AWS AmplifyではじめるDevOps」と題して、日本仮想化技術の石本が、AWS Amplifyを使ったアプリケーション開発と、Amplifyの開発環境で実現するCI/CDについて紹介しました。
AWS Amplifyはサーバーレスのアプリケーションの構築からCI/CDの実行、そしてホスティングまでを一気通貫で実現できるAWSのサービスです。AWS Amplifyはプロトタイピングのような小さなアプリケーションを簡単に作ることができ、開発者の学習コストや作業負担を減らしつつフルスタックでサーバーレスアーキテクチャのアプリケーションを構築することができます。また、AWS AmplifyではCI/CDの仕組みもサービスの一部として提供されており、開発の中でCI/CDを実際に実践してくことができます。今回はそのAWS Amplifyを使ってアプリケーションを構築し、CI/CDのプロセスを動かし、デプロイするまでの流れを紹介します。
振り返りも兼ねて当日の配信の様子をYouTubeでアーカイブしていますので、是非ご覧ください。当日参加できなかった方も、これを機会にとことんDevOps勉強会に興味を持っていただければと思います。また、当日いただいたQ&Aに関してもこちらのブログでまとめていますので、ぜひご覧ください。
セミナー動画 - YouTube Live アーカイブ
発表資料 - Speaker Deck
Q&A まとめ
進行: 新村(日本仮想化技術)
回答: 石本(日本仮想化技術)、宮原(日本仮想化技術)
Q: CRUDとは?と思って調べたら、「作成(Create)」、「読み取り(Read)」、「更新(Update)、「削除(Delete)」なのですね。いつからこのような呼び方をするようになったんですかね。
A: (宮原)この質問は私からなのですが、DB屋さんの経験だとCreate、Readが違和感があって、Insert、Selectではないかと思った次第です。
(新村)SIer出身の私は1999年に入社した頃ではCRUDという言葉を使ってました。アプリケーションの論理設計とかの視点の用語だと思います。
Q: どの程度の規模のアプリ開発に耐えられるものなのでしょうか
A: 実際に試してないのでなんとも言えませんが、公式サイトだと100万リクエストぐらいは捌けると書かれています。ただし、リクエスト課金なので、サイズが大きくなると仕組み的には耐えられても、コストがどんどん増大してしまいます。
Q: テスト自動化を組み込んだりできるのでしょうか
A: できます。CIの部分がAmazon Linuxで動いているため、そこでテストを実行できます。E2Eテストに関してはCypressのサンプルが公式サイトに出ています。
Q: DirectConnect経由でオンプレ環境から閉域で(インターネットを経由せず)アクセスすることはできますか?
A: DirectConnectを使用した解説記事がありました。
また、EndPointを定義できるので、そことの整合性が取れれば実現できると思います。
Q: 細かいところは今回割愛しますとのことでしたが、どういう点なのか2~3項目名だけでも上げて頂けないでしょうか?
A:今回割愛したのは、CIの設定と、Next.js使っているような場合のサーバーサイドレンダリングの設定などです。
Q: チュートリアルはありますか?
A: こちらのページにさまざまなチュートリアルがあります。
Q: 解説頂いたAmplifyの使用例で月間の費用を教えて頂ければ嬉しいです。
A: 現在は開発段階で一人で開発を行なっていて、1日1〜2回ビルドするという状況では1ヶ月だいたい5ドルぐらいです。本番の運用環境に関しては、まだ開発段階で本格的な利用を行っていないので、具体的な費用はまだわかりません。
参考:
Q: Visual Studio CodeとAWS Amplify Studioの違いはなんですか?
A: AWS Amplify Studioは設定をグラフィカルに行えるというツールなので、Visual Studio Codeの代替となるようなツールではありません。