こんにちは。
3月に入り出会と別れの季節になりましたね。やることや環境が大きく変わったりしやすい時期ではないでしょうか。
これからVS Codeを使い始める人やもっと使いこなしたい人に役立つ内容を今後も発信できればと思っています。
目次
Visual Studio Code ニューリリース
Visual Studio Codeのバージョン1.87がリリースされました。
主なリリース
変更点 | 変更内容 |
---|---|
エディターでの音声入力 | エディター上で音声入力が可能に |
マルチカーソルのインライン提案 | 複数カーソルのインライン提案が確認可能に |
Copilot による名前の変更提案 | Copilotから変数名などの変更提案を取得可能に |
リファクタリングの提案表示のUI改善 | マルチDiffエディターのUIを使用してプレビューできるように |
Pythonのインポート操作が改善 | 欠落している Python インポートを追加するための改善 |
エディターでのスティッキー | エディターではデフォルトでスティッキー スクロールが有効に |
音声の多言語サポート | 音声認識で複数の言語がサポート |
開発コンテナのコパイロットの提案 | 開発コンテナ構成のテンプレートと機能の提案を取得 |
その他詳しいリリース内容については Visual Studio Code February 2024 にアクセスしてください。
ここからは筆者的に気になった機能を少しだけ深掘りしています。
Copilot による名前の変更提案
新しいバージョンがリリースされるたびにAIを使った開発者体験が色々とよくなっていますね。
筆者自身も変数名に悩む時があるのですが、その度にGoogleで検索したり、変数名をつけられるようなサイト使って考えたりやっていました。
この機能の使い勝手が良さそうであれば、GitHub Copilotの課金ユーザーでもあるので今後はこっちを使ってみようと思います。
と思って触ってみてたのですが、提案が表示されなかったのでもう少し様子見してみることにします。
リファクタリングの提案表示のUI改善
既存のUIと画面のレイアウトが揃ってくることで見やすくなるのはいいですね。
機能的にもこれまでは"えいやっ"と変数名などを変更してエラーが出たら1つずつ潰していくこととやっていましたが
事前にプレビューで確認できるかつ、筆者的には見慣れたDiffエディタのレイアウトで見れるのは視覚的なストレスがなくて快適に思いました。
変数名をリネームする機能(F2)を押してから表示された画面で何か名称を変更後にエンターキーではなくSift + エンターを押すことで前後の内容をDiffで事前に表示してくれます。
変更する前に確認できることで意図しないコードやファイルの変更を避けることができるのでいいですね。
今月の拡張機能
今月はVisual Studo CodeでMarkdownを書いている人におすすめの「Markdown All in One」です。
今回はその中でも目次機能にフォーカスして紹介します。
使い方
拡張機能のエクスプローラーからインストールします。
目次の自動生成
コマンドパレット(Command + Shift + P)を起動して「markdown」と検索すると次のような目次を作成してくれる機能があります。
この機能のいいところは見出しを変更しても保存時に自動更新してくれるところです。
あると便利ですがメンテナンスのことを考えると避けたくなりますが、これで気にすることな作ることができそうですね。
表示したい見出しレベルを調整できるのでレベル1の見出しをスキップしたい時は2..6
のように書くことでスキップさせることができます。
深い見出しを減らしたいときは後ろの数字を小さくするとできます。
おわりに
今回のリリースでは面白そうな機能がいくつかあったのですが、画像でうまく見せられず少しもどかしい感じになりました。
今後の修正やリリースを様子見ながら時々触ってみようと思います。
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