2023年度も3月で終わり、4月からは新しい年度となる企業も日本では多いかと思います。学生のみなさんも進級、進学があったり、新社会人として就職した方も多いかと思います。この月刊 DevOpsニュースも2022年5月号から私が担当してきましたが、来月からは石本が担当させていただきます。担当は変わりますが、引き続き月刊DevOpsニュースをよろしくお願いいたします。
さて今月のニュースですが、セキュリティとAI関連のニュースが多いですね。開発支援のための生成系AIでいうとGitHub Copilotが一強な気もしてしまいますが、紹介しているPublickeyさんの記事にもあるとおり、さまざまなプレイヤーが出てきています。日本市場ではまだまだこれからという感じですが、間違いなくこれから主流になってくるサービスだと思います。
- Rancherのv2.8.3がリリース(2024/3/29)
- Publickeyがプログラミング支援AIサービスのまとめ記事を公開(2024/3/25)
- Podman 5.0がリリース(2024/3/22)
- HCP Vault Radarが限定ベータで利用可能に(2024/3/21)
- GitLab 16.10リリース(2024/3/21)
- GitHubがCode Scanningの自動修正機能がパブリックベータに(2024/3/20)
- GitLabがSAST機能強化のためOxeyeを買収(2024/3/20)
- Terraform Cloud Operator 2.3をリリース(2024/3/16)
- Terraform Cloudのrun taskワークフローが機能強化(2024/3/14)
- Kubernetes v1.30の新機能を紹介(2024/3/12)
- GitHub Copilot ChatがJatBrain IDEで利用可能に(2024/3/7)
- GitHub Enterprise Server 3.12が正式リリース(2024/3/6)
- HashiCorpがConsul 1.18の一般提供を開始(2024/3/6)
- Kubernetesをターゲットとしたフィッシング対策(2024/3/1)
Rancherのv2.8.3がリリース(2024/3/29)
Rancherの最新版v2.8.3がリリースされました。このバージョンではKubernetes 1.28のサポートに加え、既出のKubernetesの変更への対応が含まれているそうです。
Publickeyがプログラミング支援AIサービスのまとめ記事を公開(2024/3/25)
Publickeyでプログラミング支援AIサービス11種類に関するまとめ記事が公開されました。GitHub CopilotやAWS CodeWhisperer以外にもさまざまなサービスが紹介されています。これからプログラミング支援AIを始める方にはちょうど良い記事です。
Podman 5.0がリリース(2024/3/22)
Podmanの2年ぶりのメジャーバージョンとなる5.0がリリースされました。このバージョンではpodman machineコマンドを完全に新規のコードで書き換え、WindowsとMacOS上でのハイパーバイザーサポートが大幅に改善されたそうです。
HCP Vault Radarが限定ベータで利用可能に(2024/3/21)
HashiCorpはSaaSベースで管理されていないシークレットがプロダクトに含まれていないかをスキャンするHCP Vaultの限定ベータ版が利用可能になったと発表しました。製品に紛れた管理されていないシークレットが流出するリスクを軽減できるそうです。
GitLab 16.10リリース(2024/3/21)
GitLabの月例リリースとして16.10がリリースされました。このバージョンではCI/CDカタログにおける明示的なバージョン指定やWikiのテンプレート、分散運用時の他のロケーションへのCIトラフィックのオフロードなどの機能が追加されるそうです。
GitHubがCode Scanningの自動修正機能がパブリックベータに(2024/3/20)
GitHubがCode Scanningの自動修正機能をパブリックベータとして提供開始しました。CopilotとCodeQLを使用して発見した脆弱性に対して修正案を提示してくれるそうです。このベータはGitHub Advanced Securityのユーザーが利用可能だそうです。
GitLabがSAST機能強化のためOxeyeを買収(2024/3/20)
GitLabはアプリケーションセキュリティ分析ツールを提供しているOxeyeの買収を発表しました。GitLabは既にSASTの機能を提供していますが、Oxeyeのスキャン機能を取り込むことでSASTのロードマップを加速することを目指しているそうです。
Terraform Cloud Operator 2.3をリリース(2024/3/16)
HashiCorpはTerraform Cloud Operator 2.3をリリースしました。このバージョンではワークスペースでの実行するplan、apply、refreshを宣言的に行うことができるようになりました。これにより、VCS駆動などセルフサービスで実行できるようになるそうです。
Terraform Cloudのrun taskワークフローが機能強化(2024/3/14)
HashiCorpはTerraform Cloudのrun taskワークフローの機能強化を発表しました。今回の機能強化ではサードパーティ製のインテグレーションをシームレスに拡張でき、日常のオーバーヘッドを大幅に削減することができるそうです。
Kubernetes v1.30の新機能を紹介(2024/3/12)
Kubernetes v1.30の新機能が紹介されています。このバージョンでは動的リソース割り当て用の構造化パラメータ、ノードメモリスワップのサポート、ポット間でのユーザー名前空間のサポートなどの機能が追加されるそうです。正式リリースは4/17の予定だそうです。
GitHub Copilot ChatがJatBrain IDEで利用可能に(2024/3/7)
GitHubはJetBrainのIDEでのCopilot Chatが正式に利用可能になったと発表しました。Copilot Individual、Business、Enterpriseのユーザーが利用できるようになるそうです。BusinessおよびEnterpriseユーザーは管理者が機能を有効にする必要があります。
GitHub Enterprise Server 3.12が正式リリース(2024/3/6)
GitHub Enterprise Serverの最新版3.12が正式リリースされました。このバージョンではタグパターンを使ったGitHub Actionsでのロールアウト制限やGitHub Actionsワークフローでの組織のリポジトリルールの強制的適用などの機能が追加されたそうです。
HashiCorpがConsul 1.18の一般提供を開始(2024/3/6)
HashiCorpがConsulの最新版1.18の一般提供を開始しました。このバージョンではサービスメッシュで意図的にフォルトを組み込む機能やランタイムサポートの拡張が含まれます。また、このバージョンは長期サポート付きの安定版となるそうです。
Kubernetesをターゲットとしたフィッシング対策(2024/3/1)
Kubernetesをターゲットとしたサイバー攻撃が増えており、攻撃のゲートウェイとするためにフィッシングも攻撃手段として考慮する必要があるそうです。直接的な攻撃だけではなく、ソーシャルエンジニアリングへの対策も必要不可欠ですね。