徐々に寒い日が減り過ごしやすい時期になりましたね。毎月1ヶ月分のニュースを振り返っていると生成AIをはじめとするAI系の話題は途切れることなく毎月あるような印象を持ちました。
5月初めてのメジャーバージョンアップをするプログラミング言語やライブラリなどの発表があったりと気になるニュースが多かった印象です。 ぜひ、先月のダイジェスト版ということでご覧いただけると嬉しく思います。
開発環境
Kotolin
2017年にAndroidの公式な開発言語になったことで急速に注目を集めたことで有名なKotolinですが、その次期メジャーバージョンである2.0がリリースされました。新コンパイラの採用によりコンパイル速度が2倍になっていたり、マルチプラットフォームへの対応も加速しているとのことです。
RustRover
Visual Studiod Codeと並べてよく取り上げられる統合開発環境の1つにJetBrains社が開発しているIntelliJ IDEAがあります。そのシリーズの中でRust版の統合開発環境である「RustRover」の正式リリースが発表されました。
データ分析
NumPy
データ分析ではお馴染みのライブラリであるNumPyが初のメジャーバージョンアップとなる2.0をリリースすることが発表されました。
AIアシスタントツール
Oracle Code Assist
JavaやSQLに最適化したプログラミング支援AIの「Oracle Code Assist」が発表されました。
Docker
Dockerの公式ドキュメントで生成AIを使ったチャットボットが搭載されました。生成AIが話題になり始めた頃と比べて、生成AIとの付き合い方が少しずつわかってきて、情報収集の1つの手段としてうまく活用され始めているのではないでしょうか。
便利なツールやサービスになればなるほど、ドキュメントも膨大な量になっていきます。そんな中で、そのドキュメントに特化して生成AIを活用したチャットボットは精度向上にも期待が持てますね。ぜひ、使ってみてはいかがでしょうか。
SSHツール
CI/CD
GitHub
Dependabotの基本コンポーネントであるdependabot-coreをOSSとして公開されました。
クラウドサービス
AWS
Amazon EFSのクライアント当たりの最大スループットが1.5GB/sに改善されました。これまでより3倍高速なファイルアクセスを実現したとのことです。
Google Cloud
このニュースが報じられた時にはかなりびっくりした印象がありました。その後の原因報告のレポートが公開されました。なかなかネガティブなことに関する情報が公に出てこないことが多いと思いますが、このような話は「明日は我が身」と思ってよく読んで学べるところは学んでいきたいものですね。
リリースなど
GitLab
GitLab 17.0がリリースされました。
Linux
Linux 6.9がリリースされました。
MySQL
MySQL 8.4がリリースされました。