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これだけは知っておきたいDevOpsシリーズ - アプリケーションコードとテストコード

JavaやPython、JavaScriptなどのプログラミング言語を使用してWebサイトやAPIサーバーなどを動かすために記述されたソースコードのことをアプリケーションコードと呼びます。

アプリケーションを動かすにはアプリケーションコードを必ず記述します。そして、そのアプリケーションコードが意図したように動いてくれるかを確認するためにコードを実行しますが、これをテストと呼びます。厳密には、テスト設計を行いヌケ・モレがないように網羅的に設計した上で、テスト項目書やテストデータを作成してからその項目の通りに人間が手動で実行することがこれまでのテスト工程と呼ばれるものでした。

最近では、このようなテストを自動化するような動きが当たり前になっています。テストを自動化するために記述するコードをテストコードと呼びます。専用のプログラミング言語を覚える必要はありません。アプリケーションコードを実装する際に使用したプログラミング言語とテストコード向けに提供されているテストライブラリを使用して効率的にテストコードを記述することができます。記述したテストコードを全員で共有できるため、属人化を抑止することにも繋げられます。

また、VS CodeなどのIDE機能を持つエディタと組み合わせることで、コーディング中に自動でテストコードを実行させることもできます。テストの実行が終了したら、視覚的に実行結果が表示されたり、アプリケーションコードがどれくらいテストできたかを表す指標にカバレッジというものがあり、テストできていない部分を赤く色づけして視覚的にわかりやすくしてくれます。カバレッジ率を算出することも可能であるため、網羅的なテストコードを記述するためのKPIとして設定してPDCAを回して品質を高めていく活動にも活用できるようになります。