暑い暑い8月が終わりましたね。東京都では今年の8月すべて真夏日だったということで、異常気象というよりは気候が変わってしまったような感じですね。一方で、エアコンの風も気になったりと体温調整が難しいですね。
さて、DevOps関連の動向ですが、今月も様々な発表がありました。その中で、話題に上がったのがHashiCorpのライセンス変更の話題ですね。HashiCorpは製品のコードをオープンソースとして公開してきましたが、そのソースを使ってHashiCorpの競合ビジネスが行われていることに対する対応策としてのライセンス変更でした。HashiCorpはユーザーからのフィードバックを受けながら細かい調整を行なっているようで、これからも注目しておきたいトピックですね。
- GitLabがURL構造の変更を予告(2023/8/30)
- GitHub Enterprise Server 3.10が正式リリース(2023/8/29)
- GitLabがGoogle Cloudと提携(2023/8/29)
- Docker Hub RegistryがIPv6を正式サポート(2023/8/23)
- Terraform ephemeral workspacesが公開ベータに(2023/8/21)
- Gartnerが新興技術のハイプサイクル2023年版を発表(2023/8/16)
- Kubernetes v1.28 Planternetesがリリース(2023/8/15)
- Argo Workflow v3.5がリリース(2023/8/15)
- HashiCorpが今後全ての製品リリースでBSLを採用すると発表(2023/8/10)
- Docker Desktop 4.22がリリース(2023/8/9)
- Terraform Cloudで権限に関するカスタマイズオプションが利用可能に(2023/8/8)
- GitLabアカウントのセキュリティ強化を発表(2023/8/8)
- Datadogの年次イベントでの発表まとめ(2023/8/3)
- GitHub Copilotでのコードリファレンスのプライベートベータを発表(2023/8/3)
GitLabがURL構造の変更を予告(2023/8/30)
GitLabはプロダクト内のURL構造の変更を予告しました。今後数回のリリースでURL構造を変更していく予定だそうです。当面は301リダイレクトを設定するものの、2024年5月に予定されている17.0のリリースで完全に削除する予定だそうです。
GitHub Enterprise Server 3.10が正式リリース(2023/8/29)
GitHub Enterprise Server 3.10が正式リリースされました。このバージョンではGitHub Projectsの正式対応、カスタムデプロイメント保護ルール、ブランチ保護の強化やリポジトリにおける脆弱性検査などの機能が追加されました。
GitLabがGoogle Cloudと提携(2023/8/29)
GitLabとGoogle Cloudが提携し、Google CloudからGitLabの独自の機能を利用できるようになると発表しました。GitLabのソースコード管理やCI/CD、セキュリティなどの機能がGoogleのCloud ConsoleやArtifact Registryと統合し、便利に利用できるようになるそうです。
Docker Hub RegistryがIPv6を正式サポート(2023/8/23)
Docker Hub Registry、Docker DocsおよびDocker Scoutのエンドポイントが正式にIPv6に対応しました。これによりIPv6のみで構成されるネットワークからNAT64 Gatewayを介することなくDockerのSaaSを利用できるようになるそうです。
Terraform ephemeral workspacesが公開ベータに(2023/8/21)
Terraform Cloud Plus のephemeral workspacesの公開ベータ版が利用可能になりました。ephemeral workspacesでは非実稼働リソースを自動的に破棄する時間を設定することができ、インフラの不要なコストを削減することができるようになります。
Gartnerが新興技術のハイプサイクル2023年版を発表(2023/8/16)
Gartnerは2023年版の新興技術のハイプサイクルを発表しました。Generative AIが過度な期待のピーク期に到達している他、DevOps的視点ではGitOpsが黎明期ながら2〜5年で安定期に到達すると予想されている点が注目です。
Kubernetes v1.28 Planternetesがリリース(2023/8/15)
Kubernetesの最新バージョンであるv1.28 Planternetesがリリースされました。非正常なノードシャットダウンからの回復やCustomResourceDefinition検証ルールの改善といった機能に加え、さまざまな機能がリリースされました。
Argo Workflow v3.5がリリース(2023/8/15)
Argo Workflow v3.5がリリースされました。このリリースではUI/UXの改善、CLI、コントローラーのパフォーマンス最適化、ワークフロー/テンプレートの追加フィールドとパラーメーター、認証、モニタリングなどの機能が追加されたそうです。
HashiCorpが今後全ての製品リリースでBSLを採用すると発表(2023/8/10)
HashiCorpは今後全ての製品リリースにおいてBusiness Source License(BSL) v1.1を採用するとの発表をしました。MPL v2.0からの変更ということで、商用オープンソースモデルへと進化したそうです。HashiCorp API、SDKなどはMPLのままとなります。
Docker Desktop 4.22がリリース(2023/8/9)
Docker Desktopの最新バージョンである4.22がリリースされました。こちらのバージョンではアイドル時のメモリとCPUのリソースを効率化するリソースセーバーや、includeを利用したComposeプロジェクトのサブプロジェクトへの分割などの機能が追加されました。
Terraform Cloudで権限に関するカスタマイズオプションが利用可能に(2023/8/8)
HashiCorpはTerraform Cloudで新たにカスタマイズ可能なプロジェクト権限とポリシー割り当ての機能を導入するという発表を行いました。この改善により、プロジェクトにおいてより柔軟なセキュリティ管理を実現する事が可能となるそうです。
GitLabアカウントのセキュリティ強化を発表(2023/8/8)
GitLabは2要素認証が設定されていないユーザに対して、ログイン時に有効なメールアドレスを確認するステップが追加されます。メールに送付されたコードの入力が求められるようになるそうです。この変更は8月16日からの適用となっています。
Datadogの年次イベントでの発表まとめ(2023/8/3)
Datadogの年次イベントとなるDASH 2023で、多くの発表がありました。AIによるobsevabilityの向上や、セキュリティ関連機能の強化、開発者体験の向上などの機能が数多く発表されています。
GitHub Copilotでのコードリファレンスのプライベートベータを発表(2023/8/3)
GitHubはプライベートベータとしてGitHub Copilot コードリファレンスを発表しました。GitHub上のパブリックリポジトリのコードと一致するコードがあるかのチェックを行い、一致する場合はそのライセンスを表示するという機能になります。