10月に入り一気に気温が下がり着るものや部屋の温度管理など対応がなかなか大変ですね。秋はどこへ行ったとさえ思ってしまうほどです。特に弊社では北海道からリモートワークをしているメンバーもおり、冬支度の話もちらほらと出始めています。
そんな10月ですが様々なサービスのリリースの情報が出てきていますね。個人的に注目しているのはDocker Scoutです。このブログでも取り上げた記事がGoogle検索で公式ページよりも上位に来てしまっている(2023/11/1現在)というおまけ付きです。また、Googleが出しているState of DevOpsレポートなんかもインサイトを得るには良い情報でした。そんな10月のDevOpsのニュースを振り返ってみたいと思います。
- KubernetesのGateway APIが正式リリース(2023/10/31)
- Docker Desktop 4.25がリリース(2023/10/30)
- GitLab 16.5がリリース(2023/10/22)
- Terraform Providerのコード生成がTech Previewに(2023/10/17)
- GitKrakenがCLIなどの新ツールを提供開始(2023/10/16)
- HCP Vault Secretsが一般提供開始(2023/10/11)
- CRI-Oがpkgs.k8s.ioからの配布に移行(2023/10/10)
- RoRの開発者DHH氏が開発したデプロイ自動化ツールKamalがリリース(2023/10/10)
- Googleが年次のState of DevOpsレポートを公開(2023/10/6)
- Terraform 1.6が正式リリース(2023/10/4)
- Docker Scoutが正式リリース(2023/10/4)
- Docker Compose Watchが正式リリース(2023/10/3)
- Terraform Cloudがポリシーのランタイムバージョン指定を正式サポート(2023/10/3)
- GitHub Actionsで大型のM1 MacOSランナーが公開ベータに(2023/10/2)
KubernetesのGateway APIが正式リリース(2023/10/31)
KubernetesのSIG-NETWORKコミュニティはサービスネットワーキングをモデル化するAPIとしてGateway APIを正式リリースしました。このリリースにはGateway、GatewayClassおよびHTTPRouteの正式リリースが含まれているそうです。
Docker Desktop 4.25がリリース(2023/10/30)
Docker Desktopの最新版である4.25がリリースされました。今回のリリースではRosetta for LinuxによるAppleシリコン上でのx86-64(Intel)バイナリの実行サポートやDocker Scoutのイメージ分析設定の簡易化、Windowsの互換性向上などが追加されました。
GitLab 16.5がリリース(2023/10/22)
GitLab 16.5がリリースされました。このバージョンではコンプライアンス標準準拠レポートやマージリクエスト時のターゲットブランチ指定のルール、イシューのスレッドの解決フラグなどの新機能が追加されたそうです。
Terraform Providerのコード生成がTech Previewに(2023/10/17)
HashiCorpはTerraform Providerのコード生成ツールをTech Previewとして公開しました。このツールではOpenAPIの仕様に基づいてTerraform Providerのコードを生成してくれるそうです。これによりProvider開発を一部自動化できるようになるそうです。
GitKrakenがCLIなどの新ツールを提供開始(2023/10/16)
GitのGUIクライアントを提供しているGitKrakenが、Gitに最適化されたCLIクライアントであるGitKraken CLIやブラウザ拡張機能のGitKraken Browser Extensionをリリースしました。これらの機能によりチームのコラボレーションニーズに対応していくそうです。
HCP Vault Secretsが一般提供開始(2023/10/11)
HashiCorpは開発者向けのシークレット管理のためのSaaSであるVault Secretsの一般提供開始を発表しました。Vault Secretsではシークレットを一元管理し、必要な場所から利用できるようになります。無料プランもあるそうです。
CRI-Oがpkgs.k8s.ioからの配布に移行(2023/10/10)
CRI-Oの配布先をpkgs.k8s.ioに変更しました。これにより公式にサポートされるKubernetesインフラの一部として配布されることになるそうです。従来のパッケージは一時的に非推奨フェーズとなり、新しいインフラは1.28.2以降のみをサポートするそうです。
RoRの開発者DHH氏が開発したデプロイ自動化ツールKamalがリリース(2023/10/10)
RoRの開発者であるDHH氏が開発したデプロイ自動化ツールであるKamalが正式リリースされました。Kamalは基本的な設定をするだけで、Docker環境の構築、アプリのデプロイ、トラフィックの切り替えなどを自動化してくれるそうです。
Googleが年次のState of DevOpsレポートを公開(2023/10/6)
Google CloudのDORA(DevOps Research and Assessment)チームがDevOpsの年次レポートState of DevOpsの2023版を公開しました。健全な組織文化とユーザー中心の設計などがデリバリーの成功の源泉となっているそうです。
Terraform 1.6が正式リリース(2023/10/4)
HashiCorpはTerraform 1.6を正式リリースしました。このリリースでは新しいテストフレームワークや構成ドリブンのimport、Terraform Cloud CLIワークフローの強化といった機能強化が行われています。すでにCloudでは利用可能になっているそうです。
Docker Scoutが正式リリース(2023/10/4)
Docker Scoutの一般利用開始を発表しました。Docker Scoutはコンテナイメージに含まれるソフトウェアの脆弱性の発見と修正を支援するサービスです。Docker ScoutはDocker Desktop、Docker CLI、Docker Hubと連携して動作するそうです。
Docker Compose Watchが正式リリース(2023/10/3)
Docker Compose Watchが正式リリースされました。この機能は開発時においてローカル環境におけるソースコードの変更を監視しコンテナ上に同期する、いわゆるホットリロードを実現するための機能です。同期対象を指定する事も可能だそうです。
Terraform Cloudがポリシーのランタイムバージョン指定を正式サポート(2023/10/3)
HashiCorpはTerraform Cloudにおけるポリシーのランタイムバージョンを指定する機能をリリースしました。従来はSentinelまたはOPAの最新のバージョンを使用する必要がありましたが、この機能により任意のバージョンで固定できるようになりました。
GitHub Actionsで大型のM1 MacOSランナーが公開ベータに(2023/10/2)
GitHub Actionsで利用可能な大型のM1 MacOSランナーが公開ベータとしてリリースされました。ランナーには 6 コア CPU、8 コア GPU、14 GB の RAM、および 14 GB のストレージが搭載されているそうです。