ローカルLLMを手もとの環境で動かすのに私は普段LM Studioを使っています。 LM StudioはGUIアプリが使いやすい点、こまかなチューニングができる点が気に入っているからです。
さて、ローカルLLMを始めるに当たって重要なのがLLMモデルのダウンロードなのですが、なんか最近、遅いのですよね。モデルのダウンロード速度。
モデルのダウンロードが終わる頃にはやりたかったことを忘れている...くらいに遅いです。
LM Studioはモデルを検索してダウンロードボタン一個押すだけでモデルを入手できるので楽なのですが、いざ使おうと思うとモデルのダウンロードに時間がかかってもどかしいこと、もどかしいこと。
LM Studioで利用できるモデルは、Hugging Faceというリポジトリーからダウンロードして使うものがほとんどです。 Huggingfaceは「モデル用のGitHub」みたいなもので、LLMのモデルやちょっと前はAIを使った画像生成何はやって、画像生成用のモデルをHugging Faceからダウンロードしたことがある方も多いかと思います。
LLMのモデルはHugging Faceが一番標準的に使われています。
はじめの一手
まず、LM Studioを開いて、次の設定をオンにしたりオフにしたりして、高速にダウンロードされるようにならないかチェックしてみてください。

ただ、正直言うとCLIでダウンロードしたほうが高速です。
困った時はAIに相談だ
次にHugging FaceからCLIを使ってモデルを効率的にダウンロードする方法を調べましょう。
そんなときは今だと、「困った時はAIに相談だ」となると思うのですが、AIに実際聞いてみると次のような回答を得ました。
- HF CLIをインストール
- HF CLIでHugging Faceアカウントにログイン
- 該当のモデルをダウンロード
- 該当のモデルをLM Studioをインポート
では、試してみましょう。
HF CLIをインストール
基本的には公式の情報通りインストール します。今回はuvを使ってインストールしました。
brew install uv uv tool install "huggingface_hub[cli]"
HF CLIでHugging Faceアカウントにログイン
次にHugging Faceアカウントにログインします。まだアカウントを作っていない場合は、作成したあとにログインします。
コマンドを実行するとブラウザーを使ってトークンを設定する方法とCLIを使って設定する方法を選べます。ブラウザーを使ったほうが簡単なので、ブラウザーを選択したあと、指示されたURLにアクセスして表示されている文字列をブラウザー側に入力します(コピペでもOK)。上手くいけばログイン完了です。
hf auth login
該当のモデルをダウンロード
いよいよ本番なのですが、ダウンロードしたいモデルをHugging Faceの検索で探すか、LM Studioで探します。
すると上の方にモデルの識別子が表示されます。たとえば以下の場合「lmstudio-community/Ministral-3-3B-Instruct-2512-GGUF」が識別子。その横のコピーボタンを押すと、モデルダウンロード用のURLをコピーできます。
準備ができたら、これをダウンロードするだけです。AIにはモデルをダウンロードしたあとインポートするように言われましたが、モデルをLM Studioだけでしか使わない場合は、~/.lmstudio/modelsのようなパス(OSによって異なりますが、設定を開いてApp home directoryを見ればどのディレクトリーか分かります)にモデルが保存されます。適切なパスにダウンロードするだけでLM Studioから利用可能になるようです。
では実際に手順をご紹介します。
% tree ~/.lmstudio/models
.
├── google
│ └── gemma-4-E4B-it-qat-q4_0-gguf
│ └── gemma-4-E4B_q4_0-it.gguf
└── lmstudio-community
├── gemma-3n-E4B-it-MLX-4bit
~/.lmstudio/modelsのディレクトリーにはいくつかのディレクトリーが作られており、その下の階層にモデルのディレクトリーとモデルのファイルなどがダウンロードされます。
次のように実行するとダウンロードできます。--local-dirはモデルのファイル一式をダウンロードするパスを指定すれば良いですが、ディレクトリーが存在しない場合は自動的に作られるので、あらかじめ作る必要はありません。
% cd ~/.lmstudio/models/lmstudio-community # Xetを無効化 % export HF_HUB_DISABLE_XET=1 % hf download \ lmstudio-community/Ministral-3-3B-Instruct-2512-GGUF \ --local-dir ~/.lmstudio/models/lmstudio-community/Ministral-3-3B-Instruct-2512-GGUF
後は待つだけなのですが、予想以上に時間がかかると思います。その理由として、他のウェイトも一括でダウンロードしてしまうためです。ダウンロードが終わったあといらないウェイトは削除しても良いですが、ダウンロード時間の無駄なので、次のようにダウンロードするファイルを指定したほうが良いみたいです。
たとえばQ4_K_M量子化モデルだけをダウンロードしたい場合は次のように実行できます*1。
% hf download \
lmstudio-community/Ministral-3-3B-Instruct-2512-GGUF \
Ministral-3-3B-Instruct-2512-Q4_K_M.gguf mmproj-Ministral-3-3B-Instruct-2512-F16.gguf \
--local-dir ~/.lmstudio/models/lmstudio-community/Ministral-3-3B-Instruct-2512-GGUF
hf downloadコマンドを使ったほうが、ダウンロード速度は速いと思います。ダウンロードが完了すると、LM Studioのモデル一覧に認識されます。
この方法では「該当のモデルをLM Studioをインポート」は不要でした。これは多分別のディレクトリーにダウンロードしたものを適切なディレクトリーにインポートすると気にするんでしょうね。今回は省略。
まとめ
まとめると次の通りです。
- Hugging Face CLIを使う場合はHugging Faceアカウントを作っておく
- Hugging Faceからのモデルダウンロードは未認証状態だと遅い
- LM Studioで「モデルのダウンロードが遅い」と感じたらHF CLIを使うと良い
- 指定すれば、必要な量子化(Q4_K_Mなど)だけをダウンロードできる
*1:mmprojから始まるモデルは、画像も入力したい場合に必要
