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新しいChatGPTアプリを使ってみた

以前次のようなブログ記事を書きました。 「2026年2月2日に、OpenAIがmacOS向けに「Codex app」っていう新しいアプリを発表」というような記事だったと思います。 devops-blog.virtualtech.jp

そして今日、従来のCodexアプリが新しいChatGPTアプリとなり、これまでのChatGPTアプリは「ChatGPT Classic」という名前に変わっています。

実際にアップデートしてみたところ、便利になった点もありますが、いくつか気になる点もありました。

旧来 新アプリ
ChatGPTアプリ ChatGPT Classic
Codexアプリ ChatGPT
Codex CLI Codex CLI (名称変わらず)

新しいChatGPTアプリ

新しいChatGPTアプリは見た目や設定画面はこれまでのCodexアプリをそのまま踏襲しており、これまでのCodexアプリと違う点は「チャット」というメニューが増えたことでした。

ここを開くと新しいChatGPTアプリの中で小窓が開き、ChatGPTチャットの画面が表示されます。

この小窓はChatGPTアプリの外にウィンドウを持っていくことはできませんが、右上の「新しいウィンドウで開く」をクリックすると、単独のウィンドウとして表示できます。

チャットが開けるならいいじゃんと思いますが、現時点のChatGPTチャット画面には少なくとも二つの気になる点があって、まずフォントサイズを変更できません。単独のウィンドウにしないで使っている場合はメインウィンドウに追従してフォントサイズが設定されるのですが、「新しいウィンドウで開く」を実行した場合は小さいフォントのままです。

もう一つはチャットの履歴をそのウィンドウの中では消せないという点です。これまで、履歴に残しておくほど重要ではないことはチャットの履歴から消していたのですが、新しいアプリではそれができません。

また、今回GPT 5.6の3つのモデルが発表されており、ChatGPTアプリ側では GPT 5.6 Sol,GPT 5.6 Terra,GPT 5.6 Lunaが使えますが、ChatGPTチャット側ではGPT 5.6については最上位のGPT 5.6 Solしか使えません(2026年7月10日時点での挙動)。

Chat
 ├─ ChatGPTチャット
 ├─ 履歴削除不可
 └─ GPT-5.6系はSolのみ

タスク
 ├─ 独立チャット
 ├─ GPT-5.6 Sol
 ├─ GPT-5.6 Terra
 └─ GPT-5.6 Luna

最上位が使えるからいいじゃないかといわれそうですが、一応それぞれのモデルには得意分野が異なるでしょうし、かかるコストもずいぶん異なるので、できれば適切なモデルを使いたいところです。

たとえば、大量にやる作業とか軽量な作業はLunaに振れば大幅にコストの節約になりますし、一般的な作業はTerra、最終チェックや技術的なことはSolを使うといったような使い分けをすることで、コストバランスを考慮したAIの使い方が可能になります。

(以下はOpenAI API利用時の価格です)

モデル 特徴 100 万トークン単位の価格
GPT-5.6 Sol コーディング・科学・サイバーセキュリティの領域で最高水準のエージェント能力を発揮するフラッグシップモデル 入力 $5/出力 $30
GPT-5.6 Terra GPT-5.5に匹敵する性能を約半額のコストで利用できるバランス型モデル 入力 $2.50/出力 $15
GPT-5.6 Luna OpenAI史上最も低コストで高速な応答を実現する軽量モデル 入力 $1/出力 $6

それを考えると、もともとのCodexにはプロジェクトとタスクというものがあって、プロジェクトはディレクトリーとひも付けられたチャット、タスクは単独のチャットというのがありましたし、そちらを使えばGPT 5.6系のすべてのモデル(といくつかの以前のモデル)が使えるので、私としては、今後はChatよりもタスクを使う場面が増えそうだと感じています。

ChatGPT ClassicとWeb版ChatGPT

ChatGPT アプリとCodexアプリがインストールされている環境で、本日アップデートを実行すると、CodexアプリはChatGPTアプリとして、旧ChatGPT アプリはChatGPT Classicアプリとして登録されます。

なんだ、ChatGPT Classicアプリがあるならいいじゃんと思ったあなた、ちょっとだけ残念な話を一つ。 このChatGPT Classicアプリ、モデルの切り替えがAuto以外できません(2026年7月10日時点での挙動)。 切り替えてもすぐAutoに戻ってしまいます。 普段からモデル切り替えをしていなかった場合は特に支障はないと思います。 なお、ChatGPT Classicアプリはチャットの履歴を消すことは可能です。

チャットの履歴はWeb版 (https://chatgpt.com/) を開いた場合も消すことができます。Web版の場合はモデルの切り替えも問題ないです。

サイズ比較

新しいChatGPTは中身がCodexアプリになったため、アプリケーションサイズもかなり大きくなっています。一方で、ChatGPT Classicアプリは従来のチャット機能だけを備えた軽量なアプリです。

実際のサイズを比較すると次のようになります。

ChatGPTは約1.46GB、ChatGPT Classicは約169MBで、およそ9倍のサイズ差があります。

まとめ

現時点の新しいChatGPTアプリは、まだ使い勝手に改善の余地があると感じました。Codexの機能については何の不満もないので、今後はチャット機能も改善されることを期待しています。

ちなみにテストも兼ねて、この記事を新しいChatGPTアプリのChatGPT Chat機能を使ってレビューしてもらいました。GPT-5.6 Solの最速モードを使ったのですが、これが思っていた以上によくできています。

これまで私は「最速モード=速いけれど、たまに粗い回答になるモード」という印象を持っていました。しかし実際に使ってみると、会話の流れを維持しながらテンポよくレビューが進み、何度か修正版をやり取りしても手戻りが少なく感じました。今回の体験を通じて、最速モードに対する印象が変わりました。

ということで、新しいChatGPTアプリのCodexで、GPT 5.6の各モデルを使い分けながら、いろいろ試していくのが楽しみです。 まだアップデートされたばかりなので、週末にもう少し触ってみようと思います。