3月に入り日本の一般的な企業では年度末になりました。4月から新しい生活が始まる方も多いのではないでしょうか?
日本仮想化技術のDevOps事業部でも「かんたんDevOps」を4月1日に正式サービス提供開始いたしました。正式サービス提供開始を記念して限定3社に無償でサービス提供するキャンペーンなども実施しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
さて、それでは3月にあったDevOpsニュースを見ていきましょう。3月は様々なサービスや製品で多様なリリースがありましたが、Dockerのアナウンスに関してちょっとしたドタバタがあったのも印象的でしたね。
- TerraformのProviderが3,000を超える(2023/3/29)
- Argo CD v2.7のリリース候補を公開(2023/3/29)
- Dockerが無料のチームプラン廃止を撤回(2023/3/24)
- GPT-4に対応し機能強化したGitHub Copilot Xを発表(2023/3/22)
- GitLab 15.10がリリース(2023/3/22)
- Kubernetes v1.27での変更点について(2023/3/17)
- Terraform Cloudで新しいSentinel Policy ReviewのUIが公開ベータに(2023/3/16)
- Terraform 1.4がリリース(2023/3/8)
- GitHub Enterprise Server 3.8がリリース(2023/3/7)
- GitHub Desktop 3.2がリリース(2023/3/3)
- CircleCIが新たにM1リソースを追加(2023/3/2)
- GitHub Actions Importerの一般提供が開始(2023/3/1)
TerraformのProviderが3,000を超える(2023/3/29)
AWSやAzureといったインフラプロバイダーのリソースを制御するTerraformのProviderが3,000を超えたそうです。これらのProviderは250以上のパートナーから提供され、ますますTerraformの活躍の場が増えているようです。
Argo CD v2.7のリリース候補を公開(2023/3/29)
Argo CDの最新バージョンとなるv2.7のリリース候補が公開されました。このバージョンではPodログビューアの強化や、Kustomizeでターゲットの名前空間をオーバーライドする機能などが追加されるようです。
Dockerが無料のチームプラン廃止を撤回(2023/3/24)
Dockerが無料のチームプラン廃止を撤回しました。無料のチームプランの廃止し、PersonalプランかProプランへ移行するようにとのアナウンスがありましたが、ユーザーからのフィードバックによりこれを撤回し、既に移行したアカウントへの無料のチームプランへの復帰などの救済策も発表されました。
GPT-4に対応し機能強化したGitHub Copilot Xを発表(2023/3/22)
GitHubはGitHub Copilotのをさらに強化したGitHub Copilot Xを発表しました。GitHub Copilot Xでは、GPT-4に対応し、従来のソースコードの開発支援に加え、プルリクエストやドキュメント、コマンドラインの支援にも対応するそうです。
GitLab 15.10がリリース(2023/3/22)
GitLab 15.10がリリースされました。このバージョンでは無効化されたルールに対する検査結果の自動解決、Apple App Storeへのリリースの自動化、 推奨レビュアーの提示などの機能が追加されました。その他多数の機能が追加されています。
Kubernetes v1.27での変更点について(2023/3/17)
今後リリースが予定されているKubernetes v1.27における主な変更点と削除される機能が告知されました。v1.27ではいくつかのAPIとfeature gateが削除され、secompのサポートが追加されます。また、この記事では機能削除のポリシーにも触れられています。
Terraform Cloudで新しいSentinel Policy ReviewのUIが公開ベータに(2023/3/16)
Terraform Cloudで新しいSentinel Policy ReviewのUIがPublic Betaで利用可能になりました。これにより効率的にポリシー違反を発見できるようになるそうです。Policy workspace settingでnew Sentinel policy experienceを有効にすることで利用可能となるそうです。
Terraform 1.4がリリース(2023/3/8)
HashiCorpのTerraform 1.4がリリースされました。Terraform 1.4ではCLIから実行された実行結果もTerraform CloudのUIから確認できるようになりました。また、null_resouceへの置き換えとなるterraform_dataというリソースも利用可能となっています。
GitHub Enterprise Server 3.8がリリース(2023/3/7)
GitHub Enterprise Server 3.8がリリースされました。更新点としては、計画やトラッキングに対応した新しいGitHub Project、マルチユーザー対応の管理コンソール、GitHub Actionsによる組織横断で利用可能なワークフローのサポートなどが含まれるそうです。
GitHub Desktop 3.2がリリース(2023/3/3)
GitHub Desktop 3.2がリリースされました。GitHub Desktop 3.2の主な新機能としてプルリクエストのプレビューがあります。この機能では、プルリクエストを作成するタイミングで、プルリクエスト時にレビューされるマージ先との変更の差分を確認できます。
CircleCIが新たにM1リソースを追加(2023/3/2)
CircleCIは新たにリソースとしてmacOS M1が利用可能となりました。これによりセルフホステッドランナーを用意することなく、iOSやmacOS向けアプリのビルド高速化を実現できる他、M1をターゲットとしたアプリのE2Eテストの自動化も可能となります。
GitHub Actions Importerの一般提供が開始(2023/3/1)
GitHub Actionsに他のCI/CDツールからインポートができるGitHub Actions Importerがリリースされました。すべてのユーザーが無料で利用できるとのことです。そもそも、ツール自体の機能差もあるので、100%の移行は難しいと思いますが、手動に比べれば格段に容易になると思われます。