こんにちは。
6月になりましたね。じわりじわりと湿度が上がってきて梅雨の季節が近づいてきました。
今月もVisual Studio Codeの新しいバージョンがリリースされましたので、その内容をお伝えします。
目次
Visual Studio Code ニューリリース
Visual Studio Codeのバージョン1.90がリリースされました。
主なリリース
変更点 | 変更内容 |
---|---|
エディタータブの複数選択 | エディタタブの複数選択が可能に |
新しいウィンドウのカスタムプロファイル | 新しいウィンドウを開いたときに適用するプロファイルが指定可能に |
エディターアクション | 画面分割時に非アクティブエディタのアクションが常に表示できるように設定可能に |
Copilotの拡張性 | チャットおよび言語モデルAPIを使用して拡張機能にAIを組み込めるように |
VS Code Speech | テキスト読み上げ機能を使用して、Copilot Chatの応答を自動的に読み上げ可能に |
ノートブック内を検索 | ノートブック内の選択したセルに検索を制限可能に |
チャット コンテキスト | チャットに様々な種類のコンテキストを素早く添付できるように |
チャット応答のIntelliSense | チャットの応答画面でもIntelliSenseを使用可能に |
その他詳しいリリース内容については Visual Studio Code May 2024 にアクセスしてください。
ここからは筆者的に気になった機能を少しだけ深掘りしています。
エディタータブの複数選択
エディタータブの複数選択が可能になりました。 複数選択を行うには、エディタータブをクリックしたままShiftキーを押して他のエディタータブをクリックします。 複数選択したエディタータブは、右クリックメニューからまとめて閉じることができます。
筆者は大きめのディスプレイに表示してエディタ内で画面分割をして作業することが多いので、この機能は嬉しいアップデートでした。
あたらしいウィンドウのカスタムプロファイル
新しいウィンドウを開いたときに適用するプロファイルが指定可能になりました。 筆者としてはプロファイル機能をあまり活用できていないのですが、この機能を使うことで、新しいウィンドウを開いたときに自動的に設定を適用できるので便利そうですね。
今月の拡張機能
設計書などのドキュメントをPDFとして配布される機会も多くなってきました。 プロジェクトメンバーからもすぐに見れるようにプロジェクト内に直接ドキュメントを保持していることもあるのではないでしょうか。 そんな時に、パッとVisual Studio Code上で見たいことがあるのですが、残念ながら現時点のVisual Studio CodeではPDFファイルを直接開くことができません。
それでも開く
をクリックしたとしてもファイルを解釈できずにエラーとなってしまいます。
そこで、今月はPDFファイルを開くことができる拡張機能をご紹介します。
この拡張機能をインストールするだけでPDFを開くことができるようになります。
インストール
メニューバーから表示 > 拡張機能
を選択して、サイドバーに拡張機能の一覧が表示されます。
検索バーにvscode-pdf
と入力すると拡張機能が表示されるので、インストール
ボタンをクリックしてインストールします。
これで必要な作業は完了です。
あとはPDFファイルを開いてみるとこのように表示されます。
おわりに
今月のリリース内容の中でも気になる機能がいくつかありました。筆者としてはタブの複数選択が直感的に操作できるようになったので嬉しいアップデートでした。皆さんは気になる機能はありましたか?