3月16日に第2回とことんDevOps勉強会「実際にCI/CDを動かしてみよう」を開催しました。前回同様にたくさんの皆さんに参加いただきました。
今回のとことんDevOps勉強会は日本仮想化技術の水野から、「実際にCI/CDを動かしてみよう - GitHubとCircleCIで始めるDevOpsデモ -」と題して、CI/CDの構築から実行までのデモをご覧いただきました。GitHubにリポジトリを作成するところから、CircleCIのパイプラインを定義し、コードをGitHubにプッシュしてからテストを実行するまでの流れをリアルタイムデモで実演しました。アンケートでも、実際にCI/CDが動いている所を見たいという方も多く、CI/CDというものを少しでも実感いただけたのではないでしょうか。
是非、振り返りも兼ねて当日の配信の様子をYoutubeでアーカイブしていますので、ご覧ください。当日参加できなかった方も、これを機会にとことんDevOps勉強会に興味を持っていただければと思います。また、当日いただいたQ&Aに関してもこちらのブログでまとめていますので、ご覧ください。
セミナー動画 - Youtube Live アーカイブ
発表資料 - Speaker Deck
Q&A まとめ
当日Slidoにて投稿いただいた質問に回答した内容をまとめています。
Q: DevOpsという用語がふわふわしすぎていて、どうも釈然としない。
DevOpsはDevとOpsが協力していい感じに開発サイクルを回していくものだと思っています。確かに、DevOpsの定義はふわふわしていて、釈然としないという点は同意です。
Q: 定番の開発ソフトを使った、標準的と言えそうな開発モデルを知りたいです
ソースコード管理はGitHubがデファクトだと思います。CI/CDツールに関してはCircleCIなどが一般的かと思いますが、他のCI/CDツールでも特に遜色はないと思います。弊社ではGitHubとCircleCIを中心に、標準となる開発モデルをこのように考えています。
このようなツールの選定と使い方に加えて、Gitのブランチ戦略やテスト戦略など、プロジェクト運用の面をどうしていくのかという点でも、今後考えていきたいと思っています。
Q: 様々なDevOpsツールのなか、CircleCIを選んだ理由はなんでしょうか
今までのプロジェクト支援の経緯から、いくつかのCI/CDツールを試してCircleCIにたどり着きました。当時の検証の結果、AWS Codepipelineはブランチの数だけパイプラインが必要だったり、TraviceCIはプライベートリポジトリの使用に制限があり、CircleCIを使用することにしました。GitHub Actionsは当時まだ存在していなかったので、その時は検証しませんでした。
結果的に、CircleCIでの知見が溜まってきたので、CircleCIを標準として選んでいます。
Q: GitHub ActionsとCircleCIのどちらを使えばよいかお聞きしたいです
本質的にできることは変わらないので、使いやすい方を選択すれば良いと思います。GitHub Actionsも案件で使用していますが、これと言って足りない機能はありません。一方、CircleCIも最近は無料プランでできる幅も増えているので、使い勝手が良くなっています。ここは好みで選択していただいて問題ないかと思います。
Q: (CircleCIは) GitHub以外とはリンクできますか?
GitHubの場合はOrganization内のTeamを使って、機密情報(コンテキスト)へのアクセスを制御できますが、BitBucketではそういった制御ができません。Organization内に参画メンバーの異なる複数のプロジェクトが存在するような場合は、GitHubの方が柔軟に制御が可能でしょう。
今後の勉強会について
とことんDevOps勉強会は今後も月一度のペースで開催していく予定です。是非、ConnpassのとことんDevOpsグループに登録いただいて、次回からの参加をお待ちしております。また、DevOpsについて話したい方も募集しております。自社のプロダクトやサービスの宣伝なども歓迎します。TwitterのDMなどでお気軽にご連絡ください。