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VS Code本を4冊まとめて水平読書やってみた1/4 (Visual Studio Code完全入門 編)

こんにちは。

VS Codeを中心に開発環境を考える機会がお仕事的にも増えてきたので、どこかで体系的に知識をインプットし直したいと思い、どうせなら新しい読書法も取り入れたいと水平読書を試してみることにしました。

水平読書とは

同じテーマの本を複数冊を用意して、そのテーマの箇所だけ読んでいく方法で、情報の平均値を取ることができ、偏った知識になることを極力防ぐことができます。新聞で例えると1社だけではなく、同じニュースを複数社読んでみて主張などを比較してくようなイメージに近いと思います。

今回は細かいテーマでVS Codeとしているため、特定の分野で特定のツールが対象となってしまい伝わりにくいと思いますが、読書法として2つに分けると

  • ジェネラリスト思考的にいろんな専門分野を水平的に読む

  • スペシャリスト思考的にいろんな専門分野を垂直的に読む

の2つの方法があり、その中で水平的に読み進めることを今回やろうとしています。

厳密にやろうとすると、もっとテーマの視点を高めて例えばVS CodeとEclips、IntelliJ IDEAで同じ機能が取り扱われている章などを水平的に読んでいくことになりますが、今回はそこまで話を広げてしまうと時間がかかり、短期的なゴールとズレてしまうため、VS Codeに絞って実験的にやってみています。

実際にやっていこうと思うと、一般的に5〜10冊が推奨されていることが多いですが、専門書に限ってはお財布と相談しつつ3〜5冊くらいを揃えられるとよいのではないかと思います。最初は少なめに買いつつ、必要に応じて徐々に買い足していく形でも良いかもしれません。

もちろん視点が広くなればなるほど、偏りを減らすためには相応の冊数を揃えることになると思いますので、その点を踏まえてもテーマの深さは事前に深く考えることをオススメします。

社内の書籍購入制度

弊社では福利厚生の1つとして、仕事に関する本であればほぼ無制限に買ってもらえる制度があります。

個人では同じテーマで複数冊買うのはなかなか勇気のいることなので、この制度を積極的に活用してみることにしました。

最初は「厳選して1冊じゃダメなの?」と言われるのかと思っていたのですが、部屋の置き場的に問題がなければ好きなだけどうぞ。な感じであっさりと承認されました。

むしろ決裁者(=社長)も水平読書をやっていた経験者だっので、「そういう読書法もいいよね」という感じで逆に好意的でした。

弊社の福利厚生などに関しては、採用ページに詳しく掲載されていますので興味がある方はご覧ください。

virtualtech.jp

買ってもらった本たち

とは言いつつも、盲目的に全部買うのも少し違う気がするので、気になった本と社内の人から紹介された本、ブログなどで紹介されていたものから厳選して4冊に絞りました。

VS Code 本に個人的に期待してること

読み始める前に以下の点について期待しながら読み進めていこうと思います。

  • 歴史や経緯、背景などの雑学的なこと
  • Windows、Mac(、Linux)のインストール手順
  • 日本語化の手順
  • 画面構成と主要機能の解説
  • GitとGitHubとの連携や操作
  • Dockerなどコンテナ技術との連携
  • リモート開発環境
  • Python、JavaScript、Golangをベースとした解説
  • 拡張機能のインストールとおすすめ一覧
  • 拡張機能の作り方と配信
  • Language Serverまわり

書籍情報

感想

1冊目は「Visual Studio Code完全入門」です。

期間限定で無料ダウンロードできるキャンペーンが行われていたこともあり、読んだことがある人もいるのではないでしょうか?

基本的な機能の紹介を中心にGitを使うところまで解説されているが細かいところに踏み込みすぎないくらいのレベル感もあり、入門書の中でも比較的優しめなのでプログラミングやエディター未経験の方にとっても読みやすい内容かと思います。

仕事上でプログラミングすることはないけど学校教育でもプログラミングが必修科たこともあり、教養として学びたい人や子供から聞かれた際に答えられるようしたい人はオススメです。

Googleで検索すればいい話でもありますが、最初の「0→1」段階ではキーワードがわからずに検索ができない。なんてことはよくあります。知らないことを知るためや、キーワード探しのために書籍を購入するのもいい方法ではないでしょうか。

ただ、お仕事としてすでに使われている方やVS Codeに限らずプログラミングやエディターを使っている方には、Dockerを活用した方法や拡張機能開発などの高度なカスマイズなどの内容も欲しいところだと思いますので、後半2冊で紹介する実践寄りの書籍をオススメします。