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VS Code本を4冊まとめて水平読書やってみた3/4 (Visual Studio Code実践ガイド 編)

こんにちは。

VS Codeを中心に開発環境を考える機会がお仕事的にも増えてきたので、どこかで体系的に知識をインプットし直したいと思い、どうせなら新しい読書法も取り入れたいと水平読書を試してみることにしました。

今回は3冊目の紹介になります。

前回の記事

4冊まとめ読みをしているため、複数記事に分けて執筆しています。前回の記事が気になる方はこちらの記事をお読みください。

devops-blog.virtualtech.jp

書籍情報

感想

これまで入門書の2冊を読み終えて、基本的な理解はかなり進んできました。そろそろ実践的な内容を理解しつつ、中級者へのステップアップとして難易度の高い内容にも取り組んでいきたいとことです。

ということで、今回から残り2冊は中級者向けのより実践的な内容が中心の書籍になります。もちろん、中級者向けとはいえ基本的なインストールから画面構成、基本機能の紹介はされているものの、言い回しなどがやや難しい表現になっているように思いました。

読み進めている中で個人的には、設定ファイル(settings.json)の書き方が詳しく書かれていてよかったと思います。JSON形式の設定ファイルを作成できることは知っているものの、いざ設定ファイルを見に行ったとしても膨大な設定項目に怯んでしまいます。そんな時に主要な設定内容について解説がしてあると理解しながら実際に設定をしてみることができます。

最近は、設定まわりのコードも注目され始めており、IaCならぬCaC(Configuration as Code)としてどんどんコード化できると、プロジェクトメンバーとの設定値の統一や新規参画者への配布などが容易になりますね。

入門書と違う点は、書籍のメイン部分にあたる内容で、基本的にプログラミング言語を用いた開発環境の構築に関しては、どの書籍でも同じように扱われています。しかし、実践編的な中級者向けの書籍では、アーキテクチャまわりや高度なカスタマイズの内容も盛り込まれて寄りレベルの高い使い方ができるようになります。 VS Codeの特徴の1つである拡張機能に関しても、インストールして利用するだけではなく、自分で拡張機能を開発してマーケットプレースに配布するまでの流れが書かれていました。例としても、テキスト編集系、スニペット系、カラーテーマ系の3つの種類あります。

個人的には、ときどき目にするくらいのLSP(Language Server Protocol)についても触れられており、概要の理解ができました。