今年も残すところあと1ヶ月ですね。ちょっと前に2023年になったと思ってたのですが、時の経つのは早いものです。IT業界もスピードが速いとは言いますが、ここ数年は特にAIの進化のおかげで1年前とは全く異なる景色が見えていると感じることも多くなってきました。
さて、今月のDevOpsですが、AWSのグローバルイベントであるRe:Inventが開催されたおかげで様々な発表がありました。特にAmazon Qはかなり話題になりましたね。もはやAIの助けを借りないという選択肢はなくなり、いかに早く本格的に活用するかというフェーズに入ってきた感があります。
- Gartnerがソフトウェアエンジニアリングに関する最新のハイプサイクルを公開(2023/11/28)
- AWSが生成AIによるアシスタント、Amazon Qをプレビューとして発表(2023/11/28)
- AWS re:Invent 2023における主な発表(2023/11/26)
- Amazon EKS Pod IdentityでEKSクラスター上のアプリケーションのアクセス簡素化(2023/11/26)
- Amazon CloudWatchに異常検知の新機能を追加(2023/11/26)
- AWSのコスト管理のための新しいCost Optimization Hubを発表(2023/11/26)
- AWS CodeWhispererにコマンドライン用機能が公開ベータに(2023/11/20)
- GitLab 16.6がリリース(2023/11/16)
- New RelicがAI搭載アプリケーション向けAPMを発表(2023/11/14)
- yamoryがEOL管理機能を正式リリース(2023/11/09)
- HashiCorp Consul 1.17を正式リリース(2023/11/09)
- Terraform Cloud Operator v2 for Kubernetesを正式リリース(2023/11/07)
- CNCFの調査でGitOpsが今後主流になるとの結果(2023/11/07)
- Rancher 2.7.9がリリース(2023/11/03)
Gartnerがソフトウェアエンジニアリングに関する最新のハイプサイクルを公開(2023/11/28)
Gartnerはソフトウェアエンジニアリングに関する2023年版のハイプサイクルを公開しました。注目すべき点としてはAIを用いたコーディング支援やプラットフォームエンジニアリングは2-5年のうちに主流となってくるとの予測です。
AWSが生成AIによるアシスタント、Amazon Qをプレビューとして発表(2023/11/28)
AWSは生成AIによるアシスタント、Amazon Qをプレビューとして発表しました。Amazon Qはそれぞれの企業のリポジトリやコード、データ、システムと接続し、問題解決やコンテンツの生成などを行ってくれるそうです。ITにもビジネスにも活用可能だそうです。
AWS re:Invent 2023における主な発表(2023/11/26)
AWS re:Invent 2023における主な発表の一覧をこちらのブログから確認することができます。DevOps関連の主なものは個別にも紹介していますが、他にも多くの発表が行われています。ぜひ、一通り確認してみましょう。
Amazon EKS Pod IdentityでEKSクラスター上のアプリケーションのアクセス簡素化(2023/11/26)
AWSはEKSクラスター内のアプリケーションのIAMアクセス許可を簡素化するAmazon EKS Pod Identityの機能強化が行われました。クラスター内のアプリケーションにIAMアクセス許可を設定できるため、クラスター外のサービスに容易に接続できるようになるそうです。
Amazon CloudWatchに異常検知の新機能を追加(2023/11/26)
Amazon CloudWatchで高度な機械学習を使い、ログレコードのパターンを自動的に認識してクラスター化することで、注目すべきコンテンツや傾向を抽出し、異常を通知する機能が追加されました。一部リージョンを除いて、すでに利用可能だそうです。
AWSのコスト管理のための新しいCost Optimization Hubを発表(2023/11/26)
AWSはコスト最適化のために、節約可能な推奨事項の特定やフィルタリング、集計などを行うCost Optimization Hubを発表しました。この機能を使用すると推奨事項を実施するとどれくらい節約できるのかなども確認できるそうです。
AWS CodeWhispererにコマンドライン用機能が公開ベータに(2023/11/20)
AWSはAIを活用したコード開発の生産性向上ツールであるCodeWhispererのコマンドライン用機能をベータ版として公開しました。Gitやnpm、AWS CLIなど数百のCLIに対応し、コード保管、インラインドキュメント、自然言語からのコード生成を可能とするそうです。
GitLab 16.6がリリース(2023/11/16)
GitLab 16.6がリリースされました。このリリースではAI支援を実現するGitLab Duo Chatのベータ版、企業ユーザーのメールアドレスによる自動組み込み、デフォルトのブランチのみのフォークなどの機能が追加されたそうです。
New RelicがAI搭載アプリケーション向けAPMを発表(2023/11/14)
New RelicはAI搭載のアプリケーション向けのAPMソリューションであるNew Relic AI monitoring(AIM)のリリースを発表しました。AIMはLLMの応答のトレースやモデルの比較など50以上のインテグレーションや機能でLLMベースのアプリケーションのビルドと実行を支援するそうです。
yamoryがEOL管理機能を正式リリース(2023/11/09)
脆弱性管理クラウドyamoryにEOL管理機能が追加されました。管理対象のアセットのサポートライフサイクルの終了を通知することができるようになったそうです。これにより、運用負荷とセキュリティリスクを軽減することができるそうです。
HashiCorp Consul 1.17を正式リリース(2023/11/09)
HashiCorpはサービスネットワーキングソリューションのConsulの最新版v1.17を正式リリースしました。このバージョンではローカル環境を意識したサービスメッシュルーティングや同一性グループ、マルチポートのサポート(β版)などが追加されたそうです。
Terraform Cloud Operator v2 for Kubernetesを正式リリース(2023/11/07)
HashiCorpはTerraform Cloud Operator v2 for Kubernetesの一般提供開始を発表しました。V2ではAgentPoolやWorkspace、Moduleといったリソースを柔軟に管理できるようになるそうです。なお、Terraform Enterpriseでも利用可能だそうです。
CNCFの調査でGitOpsが今後主流になるとの結果(2023/11/07)
CNCFのマイクロ調査で回答者のうち31%が直近1年間でクラウドおよびKubernetes環境でGitOpsを開始したそうです。また、GitOps未実施の回答者のうち67%1年以内に残り全ての回答者も2年以内にGitOpsを開始すると回答したそうです。
Rancher 2.7.9がリリース(2023/11/03)
Rancherの最新版である2.7.9がリリースされました。このバージョンではバグ修正の他、2.7.5で導入されたActive Directoryマイグレーションを元に戻す機能が提供されます。こちらの機能は2.7.5からのアップグレード時のみ有効になるそうです。